「インプラントは手入れが大変」と言われる理由|メンテナンスしないとどうなる? | 前橋のインプラント「おのざと歯科」

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COLUMN

インプラント治療コラム

「インプラントは手入れが大変」と言われる理由|メンテナンスしないとどうなる?

2026.03.01 インプラント
「インプラントは手入れが大変」と言われる理由|メンテナンスしないとどうなる?

インプラント治療後のメンテナンスは大変だと言われることがありますが、その理由は主に3つあります。

・毎日の丁寧なお手入れ
・定期的に歯科医院に通院する必要性
・通院する際の費用が保険適用外となる

もしインプラントのメンテナンスをしない場合、下記のトラブルが起こる可能性があります。

・インプラント周囲炎にかかってしまう
・インプラント本体の破損
・治療の保証期間内でも保証が適用されなくなる可能性

この記事では、なぜ手入れが大変と言われるのか、その具体的な理由と、メンテナンスを怠った場合のリスクについて解説します。

「インプラントは手入れが大変」と言われる理由|メンテナンスしないとどうなる?

インプラントのメンテナンスが「大変」と言われる3つの理由

インプラントのメンテナンスが「大変」と感じられるのは、前述したとおり3つの理由があげられます。
具体的には、【日々のセルフケアの手間】、【定期的な通院の必要性】、【保険適用外で費用が高い】の3点です。
これらの要素が、治療を検討している方や治療を終えたばかりの方にとって、継続的な負担として認識されることがあります。

理由1:毎日のセルフケアに手間がかかるから

インプラントのセルフケアは、天然の歯以上に丁寧な手入れが必要となります。
通常の歯ブラシだけでは、インプラントと歯茎の境目や、人工歯の複雑な構造の周りにある汚れを完全に取り除くことが困難です。
そのため、歯間ブラシやデンタルフロス、細かい部分を磨けるタフトブラシといった専用の清掃器具を併用する必要があります。

正しいやり方でこれらの器具を毎日使い続けることは、これまで歯磨きだけで済ませていた人にとって、手間や時間が増えるため「大変」と感じる一因になります。

理由2:定期的な歯科医院への通院が必須になるから

インプラントを長期的に維持するためには、セルフケアに加えて歯科医院でのプロによる定期メンテナンスが欠かせません。
推奨される通院頻度は、お口の状態によって異なりますが、一般的には3ヶ月~半年に1回、年に2〜4回程度です。
この定期通院を治療後も長期間にわたって継続する必要があるため、時間的な制約や通院そのものを負担に感じる方もいます。
セルフケアだけでは気づけない問題を早期に発見し、対処するためにも、この通院は必須となります。

理由3:保険適用外のため費用がかかり続ける

インプラント治療は自由診療のため、治療後のメンテナンスも基本的に健康保険が適用されません。
そのため、定期メンテナンスにかかる料金は全額自己負担となります。

具体的な金額は歯科医院や処置内容によって異なりますが、1回あたり数千円~1万円以上の費用が発生します。
この費用が年に数回、継続的にかかり続けるため、経済的な負担が大きいと感じることが「大変」と言われる理由の一つです。

「インプラントは手入れが大変」と言われる理由|メンテナンスしないとどうなる?

要注意!メンテナンスを怠ると起こりうる深刻なトラブル

インプラントは適切なメンテナンスを継続することが、長期間安定して使用するための大前提です。
もしセルフケアや定期検診を怠ると、インプラント周囲の組織に問題が生じ、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
インプラントには神経がないため、初期段階では自覚症状が出にくいという注意点もあります。
気づいたときには、すでに取り返しのつかない状態に進行しているケースも少なくありません。

最悪の場合インプラントが抜け落ちる「インプラント周囲炎」

インプラント周囲炎は、インプラント版の歯周病とも言える病気です。
インプラントの周りに付着した歯垢が原因で歯茎に炎症が起こり、進行するとインプラントを支えている顎の骨を溶かしてしまいます。
天然歯の歯周病と比べて進行が早いのが特徴で、自覚症状がほとんどないまま悪化するケースも少なくありません。
骨の支えを失ったインプラントは、最終的にぐらつきが生じ、抜け落ちてしまう可能性があります。

噛み合わせのズレによるインプラント本体の破損

私たちの噛み合わせは、日々の生活習慣や他の歯の状態によって少しずつ変化していきます。
噛み合わせがズレてインプラントに過度な力がかかると、その負荷を直接受けることになります。
この状態が続くと、人工歯が欠けたり、最悪の場合はインプラント本体が破損したりする可能性があります。
定期メンテナンスで噛み合わせをチェックし、調整することが破損リスクの軽減につながります。

治療の保証期間内でも保証が適用されなくなる可能性

多くの歯科医院では、インプラント治療に数年間の保証期間を設けています。
しかし、この保証制度は、歯科医院が指定する定期メンテナンスをきちんと受けていることを条件としている場合がほとんどです。
自己判断でメンテナンスを中断してしまうと、保証期間内であってもインプラントに問題が生じた際に保証が適用されず、再治療や修理にかかる費用が全額自己負担となる可能性があります。

「インプラントは手入れが大変」と言われる理由|メンテナンスしないとどうなる?

歯科医院で行うプロフェッショナルケアの具体的な内容

歯科医院での定期メンテナンスでは、セルフケアだけでは管理しきれない部分を専門家がチェック・清掃します。
これをプロフェッショナルケアと呼び、インプラントの寿命を延ばすために不可欠なものです。

インプラントの状態や噛み合わせの精密なチェック

歯科医師や歯科衛生士が、インプラント本体や上部構造(人工歯)に緩みや破損がないか、専門的な視点で細かく確認します。
また、インプラント周囲の歯茎の状態(腫れや出血の有無)もチェックし、インプラント周囲炎の兆候がないかを調べます。
さらに、噛み合わせは日々変化するため、インプラントや他の歯に過度な負担がかかっていないかを定期的に確認し、必要に応じて調整を行います。

専用器具による徹底的なクリーニング(PMTC)

PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具と研磨剤を使用して行う歯のクリーニングのことです。
毎日の歯磨きでは落としきれない歯の表面に付着したバイオフィルムや歯石を徹底的に除去します。
これにより、インプラント周囲炎の原因となる細菌の温床を取り除き、清潔な状態を維持します。

レントゲン撮影による顎の骨の状態の確認

インプラントを支えているのは顎の骨です。この骨の状態は外から見ただけではわかりません。
そのため、定期的にレントゲン撮影を行い、インプラント周囲の骨が吸収されていないか、骨の密度に問題がないかなどを詳細に確認します。
特にインプラント周囲炎は、進行すると顎の骨を溶かしてしまうため、レントゲン検査は病気の早期発見に極めて重要です。

日々の歯磨き方法に関する専門的なアドバイス

定期メンテナンスでは、専門家によるクリーニングだけでなく、患者一人ひとりの口内の状態に合わせたセルフケア指導も行われます。
歯科衛生士が、磨き残しが多い箇所を具体的に指摘し、インプラントの形状に合った歯ブラシの当て方や、歯間ブラシ、デンタルフロスの効果的な使い方などをアドバイスします。

「インプラントは手入れが大変」と言われる理由|メンテナンスしないとどうなる?

歯科医院での定期メンテナンスにかかる費用と通院頻度の目安

インプラントのメンテナンスを継続する上で、多くの方が気になるのが費用と通院頻度です。
インプラントは自由診療であるため、メンテナンスも保険適用外となる点を理解しておくことが重要です。
ここでは、具体的な費用相場と推奨される通院頻度について解説します。

メンテナンスの費用相場は1回3,000円〜15,000円程度

歯科医院でのインプラントメンテナンスにかかる費用は、自由診療のため医院によって設定が異なりますが、おおよその相場は1回あたり3,000円~15,000円程度です。
この金額には、インプラントや歯茎の状態のチェック、噛み合わせの調整、専門的なクリーニングなどの費用が含まれます。
レントゲン撮影や特別な処置が必要な場合は、追加で費用が発生することもあります。

推奨される通院頻度は年に2〜4回

メンテナンスのための通院頻度は、口腔内の清掃状態やインプラント周囲炎のリスクによって個別に設定されますが、一般的には3ヶ月~6ヶ月に1回、つまり年に2回~4回の通院が推奨されています。
歯科医師の指示に従って定期的に通院し、専門家によるチェックを受けることが、インプラントを長持ちさせるための鍵となります。

インプラントを長持ちさせる毎日のセルフケア方法

歯科医院でのプロフェッショナルケアと並行して、インプラントの寿命を左右するのが毎日のセルフケアです。
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病に似たインプラント周囲炎にはなりやすく、一度発症すると進行が早いという特徴があります。
そのため、天然歯以上に丁寧な清掃が求められます。

基本はインプラント専用歯ブラシでの丁寧なブラッシング

毎日のセルフケアの基本は、歯ブラシによるブラッシングです。
インプラント周囲の清掃には、毛先が柔らかく、ヘッドが小さいインプラント専用の歯ブラシや、毛先が細いタイプの歯ブラシの使用が推奨されます。
特に重要なのは、インプラントと歯茎の境目です。この部分に汚れが溜まりやすいため、歯ブラシを45度の角度で優しく当て、小刻みに動かして丁寧に磨くことを意識してください。

歯間ブラシやデンタルフロスによる歯間の清掃

インプラントの人工歯と隣の歯との間や、人工歯と歯茎の間は、歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れが溜まりやすい箇所です。
この部分の清掃には、歯間ブラシやデンタルフロスの使用が必須となります。
ご自身のインプラントの形状や歯間の広さに合ったサイズの器具を選び、毎日使用することで、歯垢の付着を効果的に防ぎます。

磨き残しを防ぐタフトブラシの活用

タフトブラシ(ワンタフトブラシ)は、毛束が一つになった小さなヘッドの歯ブラシで、細かい部分をピンポイントで磨くのに適しています。
インプラントの周りや、人工歯の複雑な形態の部分、一番奥の歯の後ろ側など、通常の歯ブラシでは磨きにくい箇所に最適です。
タフトブラシを鉛筆のように持ち、インプラントと歯茎の境目に沿って優しくなぞるように磨くことで、磨き残しを大幅に減らすことができます。

まとめ

インプラントのメンテナンスが「大変」と言われる理由は、専用器具を用いた毎日のセルフケアの手間、定期的な通院の必要性、そして保険適用外で継続的に発生する費用にあります。
しかし、これらのメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎を発症し、最悪の場合はインプラントが抜け落ちる可能性があります。
また、周囲の健康な歯に悪影響を及ぼしたり、保証が適用されなくなったりするリスクも生じます。

記事監修 おのざと歯科院長 小野里 元気

記事監修 向井⻭科 院⻑・⻭科医師 向井 紀文

略歴

  • 日本歯科大学新潟歯学部 卒業

所属学会・資格

  • 日本口腔インプラント学会 専門医
  • 新潟再生歯学研究会 理事
  • 日本先進歯科医療研究会 会員
  • IDIA(International Dental Implant Association)指導医
  • 日本臨床歯科CADCAM学会 会員
  • 日本歯周病学会 会員
  • 日本臨床歯周病学会 会員
  • 群馬歯周治療研究会 会員
  • デンツプライシロナ株式会社 ライブデモ講師

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